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■ 日 時: 平成25年3月8日(金)17:30 ~ ■ 場 所: 基礎研究棟2階 教職員ロビー ■ 演 題: アルツハイマー型認知症治療の現状と将来への展望 ■ 演 者: 下濱 俊(札幌医科大学医学部神経内科学講座 教授)
<講演要旨> アルツハイマー型認知症 (AD) の治療薬開発は病態研究に基づいて発展してきた。ADの認知症発現にアセチルコリン系シグナル伝達障害が深く関与しているとするコリン仮説に基づきコリンエステラーゼ阻害薬が、また、ADの神経細胞死の原因としてのグルタミン酸神経毒仮説に基づきNMDA受容体拮抗薬が開発された。現在、アミロイドカスケード仮説に基づき、Abの産生・分解・凝集を修飾し、症状の進行を阻止する治療戦略が進められている。本講演では、我々の研究成果の紹介も含め、AD治療の現状と将来の展望について考察する。 |