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診療科一覧

救急・集中治療部

スタッフ紹介

診療・業務内容

基本方針

 救急・集中治療部(ICU・CCU12床、救急科一般病棟11床)は、一次から三次までの救急患者、時間外外来受診患者と集中治療室入室患者に対応しており、24時間体制で初期診療から重症管理までを行っています。救急部(ER)と集中治療部門(ICU)に1名ずつの当直医を配置しています。

 集中治療室では、外科術後、CCU、SCU(意識障害、t-PAによる血栓溶解後など)、脳低温療法、急性血液浄化法、小児ICUなどの重症症例の治療を24時間体制で担当しています。

 重症患者は必ず応需して対応しており、病院全体の医療レベルの維持に貢献しています。毎朝カンファレンスを行って入院患者の状態を確認するとともに、治療方針を決定しています。ICUでは朝夕2回多職種でカンファレンスを開催し、患者の全身状態および治療方針をきめ細やかに確認しています。

集中治療室の種類

集中治療室の種類

【ICU】急性の重症患者さんのための治療室で、密度の高い集中的な医療・看護が行われます。
【CCU】冠疾患集中治療室。心臓に関する疾患で、集中的な管理を必要とする患者さんのための治療室です。
【SCU】脳卒中集中治療室。脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血等)急性期の患者さんのための治療室です。

診療内容・専門分野

  • 心肺停止患者は心肺蘇生ガイドラインに基づいた治療に加 え、積極的に脳低温療法を行っています。二次救命処置で反応しない急性冠疾患患者は、循環器内科、心臓血管外科と協力してPCPS(経皮的心肺補助)・IABP(大動脈内バルーンパンピング)、冠動脈カテーテル検査・血行再建術、心拍動下冠動脈バイパス術等を行い、ICUで全身管理を行っています。
脳低温療法とは?

脳低温療法とは?

脳に傷害を受けた患者さんの体を冷やし、脳の保護・蘇生を図る治療法で、脳の被害を最小限にくい止めます。病状が落ち着いたら少しずつ体温を戻していきます。

  • ARDS(急性呼吸窮迫症候群)症例に対しては、ECMO(体外式模型人工肺)、HFO(高頻度振動換気)、APRV(気道陽圧開放換気)、NPPV(非侵襲的陽圧換気療法)、NO療法(一酸化窒素吸入療法)を導入しています。一般病棟における人工呼吸器の管理・指導は、呼吸ケアチームと協力して行っています。
  • 敗血症性ショック・DIC(播種性血管内凝固症候群)・多臓器不全に対し世界標準に準拠した治療法に加え、DIC対策の強化とともに我々が開発し、2015年3月より保険適用となったPlasma Filtration with Dialysis(PDF)法を含む急性血液浄化法を行っています。
  • 急性血液浄化療法は、肝不全、腎不全、重症膵炎および敗血症の補助治療としてCHDF(持続的血液濾過透析)、PMX-DHP(エンドトキシン吸着療法)、PE(血漿交換)、PDFなどを積極的に行っています。
集中治療室入室対象疾患
診療方針

 当該科入院患者さんを対象とし、呼吸、循環、代謝、その他重篤かつ可逆的な急性機能不全を有するか、またはその発生の恐れのある症例、特にPCPS(経皮的心肺補助)、IABP(大動脈内バルーンパンピング)補助下の冠疾患症例、t-PAによる血栓溶解療法や脳低温療法、敗血症性多臓器不全・DIC(播種性血管内凝固症候群)、および急性血液浄化療法などに重点を置いています。

診療実績

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臨床研究

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お問い合わせ先