検査部は、輸血・細胞治療部および病理部と合同運営を行い、医師・臨床検査技師のスタッフが臨床検査業務(検体検査及び生理機能検査)に従事しています。
臨床検査は、病気の診断、治療方針の決定及び経過観察などを行う上で重要な指標となります。スタッフは診療支援及び患者サービスの向上を目指して、緊急検査については60分以内に結果を報告しています。
また、質の高い技術や知識を持った認定資格取得技師などによって大学病院での教育・研究支援を行うとともに、特定機能病院として地域医療に貢献していきたいと考えています。
検査部では、診療科独自の特殊検査を除き、外来および入院患者さんの検査全般を受け持っています。教授以下の医師スタッフは、特に病理組織診および細胞診に精通しており、検査のみならず、臨床医の要望に応じてコンサルテーションにも対応しています。
また、緊急検体検査、救急外来患者に関する輸血検査(血液型検査および交差適合試験)については、24時間対応で診療を支援しています。
検査部/輸血・細胞治療部は、2018年3月に、病理部門は2021年3月に臨床検査室の国際規格であるISO15189の認定を取得しました。ISO15189は、臨床検査室の質と技術的能力に関する国際規格です。検査部/輸血・細胞治療部/病理部が報告する検査結果は、世界に通用する臨床検査値として品質保証されています。検査部/輸血・細胞治療部/病理部の臨床検査に関わるすべてのスタッフは、ISO 15189の品質マネジメントシステムを活かし、更なる診療支援および患者サービスの向上に努めています。
すべての検査情報は、医療情報システムで患者情報として一元管理しています。また、緊急検査、輸血検査の24時間体制を実施するとともに、感染制御チーム(ICT)及び栄養管理サポートチーム(NST)などのチーム医療に積極的に参画しています。
生理機能検査は、患者さんの身体機能を調べる検査です。心電図、負荷心電図、ホルター心電図、脳波、筋電図、大脳誘発電位検査、呼吸機能検査、超音波検査(心臓、頚部血管)などがあり、検査依頼は予約オーダーリングシステムで行い、生体情報に関する情報を検査結果として報告しています。
心電図では自動解析装置による診断と画像の報告閲覧、超音波検査では画像ファイリングシステムとの連携による画像報告閲覧システムを構築し、診療に役立つ結果を迅速に提供するとともに患者サービスの向上に努めています。
Javascript を有効にするか、こちらをご覧ください。