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診療科一覧

脳神経外科

スタッフ紹介

外来診察医予定表

診療・業務内容

診療方針

診療方針

診療方針

 1979年に開設以来40年間に延べ13,000名を超える入院患者さんの治療にあたってきました。その内訳は約1/3が脳血管障害、1/3が脳腫瘍で、脊髄脊椎疾患や小児先天奇形、機能的疾患、外傷の治療にも成果をあげています。それぞれの疾患別に専門のスタッフがおり、診断治療が可能です。

 当科では24時間救急に対応しております。2021年度からは脳卒中に対する診療機能をさらに充実させるため、SCU(脳卒中ケアユニット)を開設しました。脳卒中が強く疑われる場合や緊急手術を要する場合は下記にご連絡ください。

  • 077-548-2111(平日8:30~17:15)
  • 077-548-2770(平日17:15~翌8:30、休日)

 患者さんの機能予後を最も重視し、同時に根治性を高めるために脳機能イメージング、術中電気生理学モニタリング、ナビゲーションシステム、覚醒下手術、内視鏡下手術、術中脳血管造影検査(ハイブリッド手術室)などを完備し、治療困難な大型脳動脈瘤、脳動静脈奇形、深部・頭蓋底脳腫瘍、悪性脳腫瘍などの集学的治療を提供しています。また、他科との連携を積極的に行うことでそれぞれの患者さんに最適な医療を提供できるように努めております

対象疾患

  • 脳腫瘍
    神経膠腫、髄膜腫、聴神経腫瘍、頭蓋底腫瘍、松果体部腫瘍、下垂体腫瘍など
  • 脳血管障害
    脳動脈瘤、脳動静脈奇形、頚動脈狭窄・閉塞、もやもや病、硬膜動静脈婁、脳出血などに対する外科治療・血管内治療
  • 脊椎脊髄疾患
    脊髄腫瘍、脊髄血管奇形、脊髄空洞症、変形性頚椎症、頚椎椎間板ヘルニア、変形性腰椎症、腰椎椎間板ヘルニア、脊椎管狭窄症など
  • 機能疾患
    三叉神経痛、顔面痙攣、痙性対麻痺、てんかんの外科治療など
  • 先天奇形
    水頭症、髄膜瘤、二分脊椎、キアリ奇形など

専門外来

脊椎・脊髄、小児脳神経外科

 手足のしびれや運動障害の原因として脊髄の疾患も少なくありません。セカンドオピニオンを含めて気軽に受診してください。小児水頭症、二分脊椎などの専門外来も行っています。

血管内治療外来

 頭頚部領域における血管内治療は日々発達しており、脳動脈瘤、頚部頚動脈狭窄症、硬膜動静脈奇形、脳腫瘍や脳動静脈奇形の術前塞栓術などで行っています。

間脳・下垂体

 間脳・下垂体病変、ホルモン分泌異常の専門外来です。視力視野障害、乳汁漏出症、月経不順、尿崩症などの症状がある場合、下垂体腺腫をはじめとする腫瘍性病変などが疑われます。手術や放射線療法、化学療法だけでなく、内服治療で治せる病気もあります。眼科や内分泌内科、小児科との連携も体制を整えておりますので、気軽にご相談ください。

無症候性脳梗塞

 中年以降、症状の出ない無症候性脳梗塞が見つかることが多くなります。1年ごとの検診、予防的治療などを行っております。

てんかん外科外来

 2018年度より難治性てんかんに対する手術加療を開始しています。てんかんでお困りの方はご相談ください。

正常圧水頭症

 高齢になって次第に歩くのが遅くなり、歩幅が小刻みで、すり足のような歩き方となり、よく転倒するようになった、加えて物忘れや自発性の低下(認知機能障害)や尿漏れ(尿失禁)が出てきて、年のせいと諦めてしまっている方の中には、特発性正常圧水頭症が隠れている可能性があります。もし、これらの症状に当てはまっていると思われた方は、一度、専門外来を受診してみてください。他の病院で、特発性正常圧水頭症を否定された患者さんや、手術を受けたものの症状が全く良くならない患者さんも、ご相談ください。

最近の話題

進歩する脳卒中診療

 最近、急性期脳梗塞治療としてt-PA(アルテプラーゼ)静脈注射による血栓溶解療法、機械的血栓回収療法また慢性期の頚部頚動脈狭窄症に対してステント(金属状の筒)による血管形成術が保険適応となっています。
脳卒中は突然発症し急速に進行する場合があり、脳卒中を強く疑う場合は直ちに専門医に救急搬送する必要があります。当院では外科手術、血管内手術ともに可能です。24時間体制で受け入れを行っています。

脳機能温存を目指した覚醒下手術

 脳脊髄機能温存手術を心がけて治療を行っており、その一手段として覚醒下手術を行っております。
これは、特殊な麻酔方法を使い、脳の手術の最中に患者さんに覚醒してもらい、電気的な刺激を行い、手術部位が機能的に安全な場所か確認を行いながら、あるいは手足を実際に動かしていただいたり言葉を話していただき、障害の出現がないかどうか確かめながら手術を行うものです。これにより最大限の治療効果を得ながら、かつ重篤な後遺症が出ないように手術を行うことができます。

脳機能温存を目指した覚醒下手術

脳腫瘍の術中蛍光診断

脳腫瘍の術中蛍光診断

 5-アミノレブリン酸を用いた術中蛍光診断です。一部の脳腫瘍では、術中に特殊な光を当てると赤く光り、腫瘍の存在を確認することができます。脳腫瘍摘出の際の有効な補助診断となります。

痙性麻痺に対するバクロフェン療法

 特に下肢の痙性麻痺(反射が強く足が突っ張って歩きにくい)に対して用いられる治療で、現疾患を問わず痙性麻痺で困っておられる患者さんのQOL(生活の質)の改善を目指しています。本院の脳神経内科と協同して行っています。

バクロフェン療法とは?

バクロフェン療法とは?

 体内にポンプを植え込み細い管(カテーテル)を髄腔に留置し、ポンプからバクロフェン(抗痙縮薬)を投与し続ける療法です。

神経内視鏡手術

神経内視鏡手術

 脳室内病変、下垂体病変、脳内出血、水頭症、脳動脈瘤手術などを対象疾患とし、その適応範囲は徐々に拡がってきております。積極的に内視鏡を用い、安全で確実な治療を心がけています。

大型未破裂動脈瘤に対するフローダイバーターステント治療

 脳動脈瘤の大きさが10mmを超える大型動脈瘤は、従来のコイル塞栓術では根治性が低く、開頭術では非常に侵襲性が高いことが問題でした。この大型脳動脈瘤の最新治療法としてフローダイバーターステント留置が注目されています。網目の細かい特殊なステントを留置することで、数か月の時間をかけて動脈瘤の血栓化と動脈壁の修復を期待する画期的な治療方法です。

治療前(12mm 内頚動脈瘤)
治療前

フローダイバーターステント留置
フローダイバーターステント留置

治療6か月後
治療6か月後

特発性正常圧水頭症の診断・治療

 2020年3月に特発性正常圧水頭症の診療ガイドラインが9年ぶりに改定されました。 今回のガイドライン第3版では、診断基準に大きな変更はありませんが、画像診断や髄液排除試験(タップテスト)の判定方法、髄液シャント手術の方法と術後のケアなどが変わりました。

 当院では、タップテストやシャント手術前後にリハビリ室でiPhoneアプリケーションを使った最先端の歩行・運動機能の計測や、認知機能検査を行っています。

【Hacaro series ‒ iTUG】Hacaro series ‒ iTUG

【Hacaro series ‒ Stroop Test】Hacaro series ‒ Stroop Test

 画像検査では、3テスラMRIと3DワークステーションVINCENTを使って、3次元的な脳室やくも膜下腔の形や髄液の動きを観察して診断に役立てています。

【3Dビュー】

3Dビュー

【4D Flow】4D Flow

診療実績

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臨床研究

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お問い合わせ先

【緊急受診相談】 TEL:077-548-2771 (平日 8:30~17:00) TEL:077-548-2770 (時間外)

【外来受診相談】 TEL:077-548-2588 (脳神経センター受付、午前中対応可能)

【講座HP】            http://shiga-neurosurgery.com/

【場所】                病院1階(フロアマップ)

 脳神経外科では脳・脊髄に関連した疾患に対応しています。また24時間救急対応しています。
 【病棟医長 設楽、 外来医長 新田、 診療科長 吉田